エレックス極東様は高圧の自家用電気工作物を設置している官公庁・民間企業に対し、電気保守管理事業のビジネス展開をされています。
同社は業務効率向上の取り組みの一つとして、その時代ごとに先進的なITツールを採用されてきました。そのためSFAがまだ普及していない2000年代初期から、SFAの導入に取り組まれ、営業管理の仕組みは整っていました。
その状況になると、ある思いに至ったと言います。
「管理だけでは商談は増えない。商談を増やす打ち手が必要。」（三宅社長談）
丁度そのタイミングにPardotの紹介を受け、まさに商談を生み出す仕組みに惹かれ、Salesforce®の導入を決定されました。

2016年よりSalesforce®のSFA、コールセンタシステム、フィールドサービスシステムの導入を段階的に進められ、結果、初年度から投資分が回収できるほどの案件増につながったといいます。
「従来の仕組みはデータが溜まるだけであった。Salesforce®は今日起きたことが今日わかるため、次に何をすべきかがわかる。」（三宅社長談）
同社はここで終わらず、Salesforce®の活用を深化させるべく。2019年より第二段階の改善に取り組み始めることとなりました。

1. 情報を集める操作性向上と利用者拡大への対応

エレックス極東様は現場の技術者全員に作業結果をはじめとする情報を入れさせるということが、商談を生み出すために重要と考えていました。よって操作性を柔軟にカスタマイズできる必要がありました。
さらに、将来的に事業が拡大し、契約技術者への展開を考えたとき、不特定多数の利用まで拡大できるプラットフォームを確保する必要がありました。

2. 携帯の電波が届かない現場のサポート

「お客様サービス向上のため現場での業務は現場で完結させる。」を目標に、iPadで作業結果の入力、電子署名、帳票印刷をしていました。一方で電波が届かない現場では、Salesforce®上のアプリが利用できないケースがありました。